どんな仕事、どんな業界にも、様々な理由で会社を辞める人は必ずいます。定年退職、キャリアアップのための転職もあれば、トラブルやネガティブな要因によるものもあるでしょう。では、エンジニアにとっての退職理由にはどのようなものがあるのでしょうか。それらは大きく分けると、労働環境によるものと、上流企業やフリーランスへの転身の二つになります。

まず前者は、IT業界の慢性的な人材不足が関係しています。IT業界は今の日本に欠かせないものであり、エンジニアに対する需要は増加し続けています。その一方で、エンジニアにはかなり専門的な知識が要求されるため、誰もがエンジニアになれるわけではありません。そのため、IT業界では人材不足が叫ばれて長く、その結果として長時間労働や残業などのブラックな環境がまん延しているのです。

もちろんそれだけが退職の理由ではありません。実力主義のIT業界でさらに活躍するために、大企業への転職、あるいはフリーランスとして起業・独立など、将来のために退職する人もいるのです。

ところで、実際に退職をする際には、それが俗にいう「円満退職」になるように努めなければなりません。その基本は、退職に当たって他の人に迷惑をかけないということになります。例えば、退職の意志を上司に伝えるタイミングは、法律上は退職日の2週間前で問題ないのですが、業務の引継ぎにはそれ以上の時間が必要になります。なるべく早めに相談、連絡し、後任者に迷惑が掛からないように、最低限の礼儀をもって退職するよう心がけましょう。